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アフリカ原産のトウゴマ。難波宮で見つかる。

土曜日の新聞より。

大阪湾近くの難波宮でのお話。
六世紀末〜七世紀前半の地層から薬用植物トウゴマの種が出土したそうです。

アフリカ原産のトウゴマ。
他にメロンの種なども見つかってるそうで、
『このあたりは物流の拠点であったのではないか』
という専門家のコメントが記載されていました。

そんな昔から薬用植物のやりとりがはじまっていたのですね。

いまもむかしも遠くからやってくるハーブ。

当時の人はどんな想いでこの植物を扱ったのでしょうね。


ちなみに…
トウゴマの種子から得られる『ヒマシ油』は便秘薬として用いられたそうです。
平安時代の辞書にそういう記述があるよう。

エジプトでは紀元前4000年度末頃の遺跡からも出土しているとか。

中国では、659年の唐の医薬書『新修本草』に初めて記載。


ただ毒タンパク質のリシンが含まれてて、使用は要注意、みたいですね。
by kon-kei | 2011-02-21 08:30 | 植物いろいろ